東洋医学の診療とは

イラスト:山火事を考える

東洋医学の治療と聞かれると中々イメージが湧きづらい方もおられると思います。
西洋医学の治療と東洋医学の治療の両者を比べて説明していくと理解して頂きやすいのでそれぞれの例で説明しますね。

西洋医学の治療とは、病の元をピンポイントで狙う治療です。例えば、風邪薬のCMで流れている通り、鼻水や発熱、のど痛の症状を薬剤で直接抑えるやり方。
東洋医学の治療とは、病の元を直接アプローチをするのではなく、病を生み出してしまった身体の環境を治す治療です。山火事で例えるなら、火災が起きてしまった場所を消火するだけでなく、火災を起こしやすい山の環境をまるごと整備することで火災の再発を防止するやり方です。
スキンタッチ治療は、そのように身体の環境改善を狙った治療を目的として行っています。

鍼灸師 力石陽平