イライラしやすい子

イライラしやすい子

イライラしやすい子は、背中の肩甲骨の間の筋肉が硬くなったり、膝の外側から外踝(そとくるぶし)いわゆる総腓骨筋が硬くなりやすいです。
東洋医学では特に腸脛靭帯から総腓骨筋の部分は心身の中心を定める働きを持つ経絡(生体のエネルギーが流れている道)が流れています。心身共に昂ぶり興奮している場合は、この部分が硬くなります。反対に硬くなっているこの部分を緩めれば心身の緊張がほぐれてきます

この反応は格闘技にも見受けられます。それは”ローキック”です。
このローキックというのは、太もも~踝(くるぶし)の外側を蹴る技です。この部分は先ほどもお伝えしました通り、「心身の中心を定める」働きを持つ経絡が流れています。ローキックは、ちょうどその部分を必要に蹴る技になるので、その部分の適度な緊張を蹴る事により筋緊張が緩んでしまいます。なのでダメージをもらい過ぎると足に力が入らず立つことが難しくなって戦意も落ちてくるわけです。

自宅でローキックをしてもらうわけにはいきませんが(笑)
心身の緊張は、太もも~踝(くるぶし)の外側をほぐす事で取り除くことができると覚えておいてください。

鍼灸師 力石陽平