1. スキンタッチ・東洋医学診療
スキンタッチとは、中国医学の理論と古代鍼による、現代人の身体に合わせた治療です。
鍼灸師(国家資格者)が行う、小児向けの、針を刺さない手法による緩和治療であり、発達障害の諸症状改善への効果が、多数の研究で報告されています。
緩和治療の対象例としては、
じっとしていられない/恐怖心が強い/気が散る/夜に泣く/
おねしょ/気持ちが発散しにくくイライラする/人にあたる/
がまんがきかない/緊張して身体の力が抜けない/かみつく/
キーッという声を上げる/こだわりすぎる/倦怠感がある/
食べ過ぎる/食が細い/心因性の発作/吃音/虚弱体質/
胃腸症状(胃もたれ、嘔吐、下痢、便秘など)・・・・・・
などです。
このような、お子さまの身心の発達のアンバランスに関連する諸症状について治療を施すことで、脳の興奮を落ち着け、神経伝達を促し、運動機能、免疫、内臓の機能などを改善させ、お子さまの精神面・知能面・運動面の安定と成長を手助けします。
2. リンパセラピー
お子さまの心身と脳機能の改善・安定にむけて、リンパセラピストによる全身のリンパセラピーを実施しています。
東洋医学では(手・足・耳)というひとまとまりの部分に、全身の情報があると言われています。
手は全身と深く関連しており、特に脳の緊張、興奮、弛緩、鎮静の状態を表しています。
手の緊張が和らぐと、脳がリラックスしてきます。
リンパセラピストは、優しい皮膚刺激を通して、皮膚や筋肉、リンパなどから、お子さまの状態を読み取り、また、リラックスしていただくなかで、心の様子などをお聞きしきながら、お子さまの状況の 改善を図ります。
お子さまでも安心なオイルを使用して行いますが、オイルが苦手な方には、クリームをご用意しております。
裏付けとなる理論には、スキンタッチと共通する部分も多く、併用も可能です。
3. 食育
ハーティーラボラトリーのおやつ・クッキング
ハーティーラボラトリーでは、発達改善のために、毎日のおやつでも、クッキングでも、脳機能と腸内環境に配慮した食育を 実践しています。
現在、その食育の中心としているのは、「グルテン」と「糖質」への取り組みです。
ハーティーラボラトリーでは、「グルテン」の取りすぎを避けるために、小麦粉を使用しません。
糖質については、血糖値への影響に配慮しています。
その方法のひとつとして、さとうきび由来の砂糖(白砂糖、グラニュー糖、黒砂糖、きび砂糖、三盆糖など)を使用しません。
さらに、他の食材やオイルや調味料についても、できるだけ添加物を避けています。
ハーティーラボラトリーの食育の考えかた
お子さまご自身に、食生活に気をつけ心身の健康を守る力が身につくよう、働きかけています。
グルテンや糖質は、お菓子、パン(特に菓子パン)、パスタ、ラーメンなどのように、普段の食生活にしっかりと組み込まれているメニューに、たくさん含まれています。
お子さまが大好きなメニューも多いため、ご家庭で摂取を減らす取り組みをされるには、難しい面があるのです。
だからこそ、お子さまに、ハーティーラボラトリーで食育メニューを体験していただき、お子さま自身に食の知識を身に着けていただくことが、大切だと考えています。
心身に優しいメニューで、夕食までの空腹を防ぎ、快適にお過ごしいただくことによって、お子さまの脳内の、味覚の体験の蓄積を増やすことができ、自然に、食の好みが改善されやすくなることが期待できます。
さらに、クッキングなどを楽しみながら、食育の知識を身に着けていただくよう働きかけます。
お子さまご自身で食の健康を維持する力をつけていただくことが、将来にわたって、お子さまの自立の支えになることだと考えています。